目元の印象を変えられるマツエク。
比較的気軽に施術を受けられるとはいえ、マツエクができない条件があることをご存じでしょうか。
この記事ではマツエクができない条件をまとめ、詳しく解説します。
マツエクの施術を受ける前に、ご一読くださいね。
マツエクができない条件7つ
まず、マツエクができない条件を解説します。
サロンでマツエクの施術を断られてしまうことがないよう、事前に、次のできない条件に該当するかどうか、事前に確認しましょう。
1.アレルギー症状がある
マツエクを付けたときに、アレルギー症状を発症する方はマツエクができません。
マツエクを装着するときには、「グルー」と呼ばれる専用の接着剤を使用します。
グルーが固まるときにホルムアルデヒドと呼ばれる物質が放散されます。
放散する量はごくわずかですが、人によっては次のような症状が生じる場合があります。
・目に痛みが生じる
・くしゃみ・鼻水が出る
・まぶたが腫れる、またはかゆみが生じる
また、施術時に肌を保護するテープののりでアレルギー症状が見られるケースも。
はじめてマツエクを装着するなら、必ずサロンでパッチテストを行ってアレルギー反応の有無を確認してから、マツエクを付けましょう。
2.まぶたに異常が見られる
まぶたにものもらいや結膜炎、外傷といった、何らかの異常もマツエクができない条件です。
疾患などがあるにもかかわらずマツエクの施術を受けてしまうと、症状が悪化してしまう可能性があるので、治療が完了してから施術を受けましょう。
また、治療が終わっても完全に回復していない可能性がありますから、マツエクを装着する前に眼科医に相談するのがおすすめです。
3.1年以内にレーシック手術を受けた
レーシック手術を受けて間もない方もマツエクができません。
レーシック手術は、角膜にレーザーをあてて削り取るため、角膜にキズがついている状態です。
平常時よりも角膜がデリケートな状態になっていますので、グルーのホルムアルデヒドによる刺激により眼病や目の充血、痛みなどのリスクが高まります。
レーシック手術を受けて1年間はマツエクを付けないほうが良いでしょう。
どうしてもマツエクを装着したい方は、必ず眼科医とアイリストに相談のうえ、施術を受けてくださいね。
4.ドライアイ
涙の分泌が不足しているドライアイの方は、マツエクができないとは言い切れませんが、おすすめいたしません。
涙は目の表面を覆っており、外部の刺激から目を守ってくれる役割を持っています。
ドライアイで涙が少ないと、グルーの硬化時に発生するホルムアルデヒドの刺激から目を保護できないかもしれません。
症状の重さによってマツエクの装着可能か否かが変わるので、事前に眼科医に相談すると安心です。
また、アイリストにドライアイであることを伝えるようにしましょう。
5.妊娠中
妊娠中の方は、グルーの成分がお腹の赤ちゃんに影響がないか心配ですよね。
グルーが赤ちゃんに何らかの影響を与えることはないため、妊娠中はマツエクしても問題ありません。
しかし、妊娠中のマツエクは避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、妊娠中は肌が敏感になりやすく、グルーによるアレルギー症状を発症してしまうリスクがあるためです。
またなかには、ホルモンバランスの影響でまつ毛が抜けやすくなっていたり、肌が荒れやすくなったりする方もおり、マツエクの施術を受けるには不向きです。
お腹が大きな状態で施術中に同じ姿勢でいることも、身体に負担をかけるでしょう。
これらの理由から、妊娠中のマツエクはお休みしたほうが無難です。
お腹の中に赤ちゃんがいる妊娠中の方は、肌などがとても敏感になっています。
6.まつ毛パーマをかけてから3か月以内
まつ毛パーマは薬剤を使用してまつ毛をカールさせるため、一時的にまつ毛のキューティクルにダメージを与えます。
まつ毛パーマによるダメージは一時的でごくわずかなものですが、マツエクを装着すると、よりまつ毛に負担がかかり、ダメージが進行する恐れがあります。
また、弱ったまつ毛にマツエクを装着すると、マツエクの重さに耐えられずまつ毛が抜け落ちてしまうというケースも。
マツエクを装着するなら、まつ毛パーマをかけてから3か月待ってくださいね。
7.まつ毛貧毛症
「まつ毛貧毛症」と呼ばれる、まつ毛が不足、または不十分な状態だと、マツエクの装着が難しい場合があります。
マツエクは1本のまつ毛に1本のエクステを付けるものです。
まつ毛が十分に生えていないと装着できる量が限られていまいます。
また、マツエクを付けるにはある程度まつ毛が伸びている必要があり、生え始めの短いまつ毛には装着できません。
まつ毛貧毛症は、主に以下が原因と言われています。
・加齢
・皮膚の疾患
・抗がん剤の副作用
最近、まつ毛が減ってきたと感じる方は、医師に相談してからマツエクの施術を受けるとよいでしょう。
マツエクができないまつ毛の条件2つ
まつ毛の状態によってマツエクが装着できない場合もあります。
1.やせて細いまつ毛
やせて細くなったまつ毛は、エクステの重さによって切れてしまう場合があります。
そのため、まつ毛全体が細すぎると、アイリストに施術を断られてしまう場合があります。
まつ毛がやせて細くなるのは、目元の血行不良が原因です。
血の巡りが悪いと、目元まで栄養が行き渡らずまつ毛が細くなってしまうのです。
長時間にわたってパソコンやスマホを使用する人は、目の周辺の筋肉が凝り固まって血行が悪くなっている可能性があり、注意が必要です。
定期的に目を休めるなどしてまつ毛が痩せてしまうのを防ぎましょう。
2.逆さまつ毛
逆さまつ毛でもエクステの装着は可能です。
特にカールが強いエクステは、逆さまつげにうってつけ。
しかし、まつ毛の生え方によってはエクステが付けられない場合があります。
また、マツエクのデザインや付け方によっては逆さまつ毛が悪化することがあるといわれていますので、アイリストと相談のうえ、施術を受けましょう。
まとめ
この記事は、マツエクができない条件をまとめました。
できない条件に当てはまっていた場合は、マツエクができる状態になるまで待つか、医師やアイリストと相談してから、マツエクを装着するかどうかを決めるとよいでしょう。
無理してマツエクを装着してしまうと、美しく仕上がらないばかりか、ケースによっては健康に悪影響を及ぼす場合があります。
この記事で紹介したマツエクができない条件に当てはまっていたら、マツエクをお休みするのが賢明です。
マツエクができる状態になるまで、お待ち下さいね。