マツエクをするとオイルクレンジングを使えないのはなぜなのでしょうか。
この記事では、その理由を解説します。
また、オイルクレンジングを使ってマツエクをオフする裏ワザもご紹介。
マツエクをしている方や、しようとしている方は、ぜひご一読くださいね。
マツエクはオイルクレンジングが使えない理由
「マツエクをしたら、オイルクレンジングでメイクオフしてはいけない」
…とアイリストに言われたり、誰かから聞いたりしたことはありませんか。
理由は、マツエクをまつ毛に装着する際に使う接着剤・グルーとオイルの相性が悪いためです。
グルーに含まれている成分は、オイルに触れると劣化し接着力が弱くなるという性質を持っています。
よって、マツエクを施したまぶたにオイルクレンジングを使うと、マツエクが落ちてしまうリスクがあるのです。
なかには、オイルクレンジングに対応しているグルーを使っているサロンもありますが、基本的に、
「マツエクにオイルクレンジングはNG」
…と覚えておいてくださいね。
なお、オイルクレンジングでなくてもホホバオイルやアルガンオイルといった植物性オイル、ベビーオイルなどもグルーの接着力を弱めてしまいます。
スキンケアにオイルや油分の多いクリームを使用している方は、マツエクの接着面にオイルが付かないようご注意ください。
マツエクしていても使えるクレンジング
では、どのようなクレンジングなら、マツエクをしていても安心して使えるのでしょうか。
マツエクをしているなら、「マツエク対応」「マツエク専用」と記載されているクレンジングをお選びください。
マツエクの施術を受ける際に、サロンでマツエク用のクレンジングを購入しておくと良いでしょう。
また、オイルフリーのリキッドクレンジングやクレンジングジェルなどもマツエクに使用できます。
なお、リキッドクレンジングはクレンジングオイル同様に洗浄力強めですので、しっかりメイクをしているときにおすすめ。
ただし、洗浄力が強いがゆえ肌の乾燥を招くリスクがあるので、薄いメイクのときには洗浄力がマイルドなジェルで落とすなど、使い分けるとよいでしょう。
マツエクしているまぶたのクレンジング方法
マツエクをしているときは、クレンジング選びだけでなく、メイクオフのやり方も注意が必要です。
なぜなら、メイクをしっかり落とそうと必要以上に力を入れてこすってしまうと、マツエクが落ちる原因になるためです。
かといって、目元の汚れを落としきれないと、眼病や肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
よって、マツエクをしているときには、適切なクレンジング剤でやさしく丁寧にメイクオフすることがポイントです。
次から、マツエクを施したまぶたのメイクオフの方法を解説します。
1.コットンにクレンジング剤をたっぷり含ませる
2.1のコットンをまつ毛の生え際に沿うようにして、やさしく拭き取る
洗い流すタイプのクレンジング剤を使用するときは、顔にタオルを優しく押し当てて水分を吸収します。
この後に、ドライヤーの冷風をマツエクに当てて乾かすのもおすすめです。
マツエクを装着して間もないときは、水分によってグルーの接着力が低下してしまうからです。
また、下からドライヤーを当てることで、美しいカールが保てます。
ぜひ、日常的に行ってみてくださいね。
リムーバーの代わりになるオイルクレンジング
前述したように、クレンジングオイルに含まれるオイルはグルーの接着力を弱めます。
これを逆手にとれば、自分でマツエクをオフすることが可能です。
本来、マツエクを取るときには、専用のリムーバーを使います。
しかし、リムーバーはアセトンやトルエンといった成分が含まれており、目に入ると次のような症状を引き起こす恐れがあります。
・視力低下
・結膜炎
・角膜炎
・内眼炎
サロンでアイリストがリムーバーを使用してマツエクをオフするなら問題ありませんが、自分でマツエクをオフするのにリムーバーを使用するのは避けたほうが良いでしょう。
そこで、自分でマツエクをオフしたいときには、リムーバーの代わりにクレンジングオイルを使ってみてはいかがでしょうか。
クレンジングオイルでマツエクをオフする方法
ここからは、クレンジングオイルを使ったマツエクをオフする方法をご紹介します。
1.クレンジングオイルを綿棒とコットンにたっぷり染み込ませる
2.1の綿棒をマツエクの根元に当てて、クレンジングオイルを馴染ませる
3.1のコットンをまつ毛の上に10分ほど乗せる
4.コットンを取り、マツエクを軽く引っ張る
まつ毛が一緒に抜けてしまわないよう、マツエクを優しくひっぱることがポイントです。
無理にオフしようとすると、まぶたの皮膚に負担がかかりますし、まつ毛が切れてしまうことも。
優しく行うことがポイントです。
マツエクが取れないときは、上記の1〜4を何度か繰り返しましょう。
グルーが劣化していないときは、取れにくいので2、3日かけてオフする必要があります。
また、クレンジングオイルが目に入らないようご注意ください。
クレンジングオイルが目に入ると、角膜の表面へ悪影響を及ぼすと言われています。
片目ずつ、丁寧にオフしましょう。
なお、クレンジングオイルでなくても、ベビーオイルや植物性オイル、ワセリンなど油脂であれば、マツエクをオフできます。
マツエクのオフについては、以下の記事もご参照ください。
ーマツエクのオフとは?オフをする頻度や必要性もあわせて紹介ー
まとめ
クレンジングオイルは、グルーの接着力を弱めてしまいます。
よって、クレンジング剤はマツエク専用、またはオイルフリーのものを使用して、優しく落としてくださいね。
正しくクレンジングを行うことで、マツエクが長持ちするでしょう。
また、何らかの理由でマツエクをオフしたいときには、クレンジングオイルが使えます。
できればサロンでオフしてもらうのがベストですが、サロンに行く時間がないときや急遽オフしなければならないときには、クレンジングオイルでオフする方法をお試しください。
このように、マツエクをしていてもクレンジングオイルの出番があります。
マツエクをしたあとに、「クレンジングオイルがたくさん残っていた」とがっかりせず、万が一のときのために取っておいてくださいね。
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